この名前を聞いて、僕の旅心がざわめいたのは必然だった。
日本唯一の廃校施設が文化財として生まれ変わり、食をテーマにしているという。30代の男性旅行ライターとして、このユニークな場所に一人で飛び込むのは、まさに僕の求めていた冒険そのものだったんだ。
「おいしい学校」ってどんな場所?廃校が紡ぐ歴史と文化財の魅力
山梨の八ヶ岳南麓、豊かな自然に囲まれた北杜市須玉町に、その場所はある。
正式名称は「三代校舎ふれあいの里 おいしい学校」。
明治・大正・昭和、それぞれの時代に建てられた校舎が並ぶ、なんともロマン溢れる空間だね。
僕が訪れたのは、メインとなる昭和校舎の中に「おいしい学校」として息づく施設だった。
明治・大正・昭和を巡る「三代校舎ふれあいの里」
まず、敷地に入って驚くのは、そのスケールの大きさだ。
一番奥に佇むのが、明治時代に建てられた「津金学校」の校舎。
これは山梨県の指定文化財にもなっていて、擬洋風建築の美しい佇まいは一見の価値がある。
資料館として当時の学校の様子を伝えるだけでなく、カフェも併設されているのが嬉しいね。
そして、大正時代の木造校舎をモデルにした「大正館」では、ほうとう作りなどの農業体験ができるんだとか。今回僕は体験できなかったけど、もし機会があれば、地元の人たちに教わりながら、その土地の文化に触れるのも面白そうだ。
そして、今回の主役「おいしい学校」があるのが昭和校舎。ここは2000年にリニューアルオープンして、レストランやパン工房、宿泊施設、お土産処、さらにはハーブの湯まで備わっている複合施設になっている。
僕が一人旅で「おいしい学校」を選んだ理由
正直なところ、廃校施設というキーワードに惹かれたのは大きかった。
ノスタルジーを感じさせる場所で、自分と向き合う時間を持つのは、一人旅の醍醐味だからね。
でもそれだけじゃない。
「おいしい学校」という名前が示す「食」へのこだわりにも強く惹かれたんだ。
八ヶ岳や南アルプスに囲まれた「津金」という土地は、本当に空気も水も澄んでいて、農産物の恵みがすごいらしい。そんな奇跡の地で、どんな「おいしい」に出会えるのか、純粋にワクワクしたんだ。
舌と心が唸った!「おいしい学校」でしか味わえない絶品グルメ体験
「おいしい学校」と名乗るだけあって、食への期待は高まるばかり。実際に味わってみて、その期待は軽々と超えられたんだ。
ノスタルジーと新鮮が交差する「学校給食」の衝撃
僕がまず惹かれたのは、やはり「おいしい学校の給食」だ。
昔懐かしい給食の食器で提供されるカレーやシチュー。
この日はカレーだったんだけど、これが想像以上に本格的で美味しい。
どこか素朴でありながら、地元の野菜の甘みがしっかり溶け込んでいて、一口食べるごとに「あぁ、これだよこれ!」
って声が出そうになったよ。
レビューの中には「くじらの竜田揚げ」が出たという声もあったけど、僕の時はなかったな。メニューは季節や日によって変わるみたいだから、それもまた一期一会の楽しみ方だ。
地元の恵みが輝くイタリアンとパン工房の誘惑
もちろん、給食だけじゃない。施設内には、地元食材をふんだんに使ったイタリアンレストラン「ぼのボーノ」と和食処「古宮」もある。
「ぼのボーノ」でランチを頼んだんだけど、運ばれてきたのは、瑞々しい朝採れ野菜のサラダと、彩り豊かな前菜の盛り合わせだった。 地元の農家さんが丹精込めて育てた野菜は、みずみずしくて甘みが濃い。メインのパスタも、素材の味を活かした優しい味付けで、量も満足感があった。 旅先でこんなに美味しいイタリアンに出会えるとは、正直想定外だったね。
そして、焼きたてのパンが並ぶパン工房。
残念ながら、僕が訪れた時はパンの販売は休業中で焼き菓子とサンドイッチのみの販売だったんだけど、そのサンドイッチも、地元の野菜をたっぷり使っていて、素材の良さが際立っていた。
「パン教室」も開催されているみたいだから、もしパン好きなら、ぜひ体験してみるのもいいだろう。
一人旅だからこそ見つけた「おいしい学校」の楽しみ方と、家族連れでもOKな理由
一人で訪れたからこそ、ゆっくりと自分のペースで満喫できた「おいしい学校」。でも、実は家族連れでも十分に楽しめる懐の深さがあると感じたよ。
時間を忘れるカフェと、心惹かれるお土産探し
明治校舎にあるカフェ「カフェ明治学校」では、歴史的な空間でゆっくりとコーヒーを味わえる。 ここで窓から見える景色を眺めながら、昔の学校生活に思いを馳せる時間は、一人旅ならではの贅沢なひとときだった。
お土産探しも抜かりなく。
特産品売場には、地元の農家さんが持ち込む朝採り野菜やフルーツがずらり。
オリジナルジャムやジュース、ドライフルーツもたくさん並んでいて、目移りするほどだ。
特に、秋に収穫されるリンゴを使ったアップルパイは人気の品らしい。
僕は時期的に買えなかったけど、もし秋に訪れるなら絶対チェックしてほしいね。
僕がここで手に入れたのは、地元のハーブを使った入浴剤だ。施設内のハーブの湯が本当に心地よかったから、家でもその香りに包まれたくてね。
アクセスは?車なしでも大丈夫?旅のリアルなヒント
「おいしい学校」へのアクセスは、車が便利だ。中央自動車道の須玉ICか長坂ICから約15分。広大な駐車場もあるから安心だよ。
公共交通機関だと、JR中央本線の韮崎駅からタクシーで約30分かかる。
実際に僕も電車で行って、韮崎駅でタクシーを呼んだんだけど、タイミングによっては少し待つこともあるかもしれない。
周囲は自然豊かな場所だから、散策を楽しむのも良いけど、移動手段は事前にしっかり確認しておくとスムーズだ。
子連れで来るなら、車があった方が断然動きやすいと思う。施設内には体験プログラムもあるし、周囲には「北杜市須玉歴史資料館・津金学校」や「津金フィシングランドオートキャンプ場」など、他にも楽しめるスポットがあるから、車で色々巡るのがおすすめだ。
ぶっちゃけどうだった?「おいしい学校」で僕が感じた正直な本音と、知っておくべきこと
総合的に見て、「おいしい学校」は想像以上に満足度の高い場所だった。ただ、いくつか正直に感じたこともあるから、これから行く人のために伝えておきたい。
一人旅だからこそ気づけた「ちょっと惜しい」点
まず、公共交通機関でのアクセスは、もう少し便利だと嬉しい。駅からのタクシーは必須だし、本数も限られているだろうから、計画はしっかり立てる必要がある。
それから、レストランやパン工房には定休日や営業時間の変動があること。僕が行った時もパン工房が一部休業中だったから、もし特定のものを目当てに行くなら、公式サイトで事前に確認しておくべきだろうね。
宿泊施設もあるので、一人旅でも泊まることは可能だし、実際に一人旅で利用している人もいる。
けど、僕の個人的な感想としては、家族や友人との旅行で、ワイワイと食事や体験を楽しむのも良いだろうな、と感じた。
それでも、この歴史ある場所で自分と向き合う時間は、僕にとってかけがえのないものだったよ。
「おいしい学校」で、あなたも自分だけの「おいしい」を見つけてみないか?
「おいしい学校」は、ただの廃校施設じゃない。
そこには、時を超えて受け継がれる歴史の息吹と、八ヶ岳の豊かな恵みが織りなす「おいしい」がたくさん詰まっていた。僕にとって、この場所はただ訪れるだけでなく、五感で歴史と食を感じ、日常を忘れさせてくれる最高の場所だった。
もしあなたが、日々の喧騒から離れて、心と体をリフレッシュしたいと思っているなら、ぜひ「おいしい学校」を訪れてみてほしい。
ノスタルジックな校舎で、とっておきの「おいしい」と出会えるはずだ。
そして、今回僕が紹介した地元の特産品や、ハーブの湯で使われているようなアロマグッズなんかも、旅の思い出をさらに豊かにしてくれるはずだよ。
気になった人は、ぜひ一度、公式サイトで今の情報やレビューだけでも見てみてね。



